「え、もうそんなことできるの?」
気づいたら、子供はどんどん先に進んでいる。
ついこの前まで、抱っこしないと泣いていたのに。
ついこの前まで、「ママ」「パパ」しか言えなかったのに。
今では、自分で靴を履いて、
自分で準備して、
振り返りもせずに、友達のところへ走っていく。
その姿を見て、嬉しいはずなのに――
少しだけ、寂しい。
成長は「できること」が増えることじゃない
子供の成長って、ただ「できること」が増えるだけじゃない。
親の役割が、静かに減っていくことでもある。
手を繋いで歩いていたのに、いつの間にか離されて。
手伝っていたことが、「自分でやる」と言われるようになる。
それは、とても喜ばしいこと。
でも同時に、
「ああ、自分がいなくても大丈夫になっていくんだな」
と、少しずつ実感させられる。
嬉しいと寂しいは、同時にくる
子供の成長を見ていると、不思議と感情が一つじゃない。
- ちゃんと成長してる → 嬉しい
- もう頼られなくなる → 寂しい
この2つが、同時に押し寄せてくる。
どっちが正しいとかじゃなくて、どっちも本音なんだと思う。
親ができることは「見守ること」に変わる
小さい頃は、「してあげること」が親の役割だった。
でも成長するにつれて、それは変わっていく。
- 手伝う → 見守る
- 教える → 任せる
- 支える → 信じる
正直、この変化が一番むずかしい。
つい手を出したくなるし、つい口を出したくなる。
でも、ぐっとこらえて見守ることが、今の自分の役割なんだと思う。
だからこそ、今をちゃんと味わいたい
子供の成長は、本当に一瞬で過ぎていく。
「そのうちできるようになる」と思っていたことは、
ある日突然、もう“できていること”になる。
だからこそ、
- 今日できたこと
- 今日見せてくれた表情
- 今日の何気ない会話
全部、ちゃんと覚えておきたい。
どうせ忘れてしまうとしても、
「ちゃんと見ていた」という記憶だけは残したい。
まとめ
子供の成長は、嬉しくて、ちょっと寂しい。
でもそれは、ちゃんと向き合ってきた証拠なんだと思う。
手がかからなくなるのは、ゴールじゃなくて通過点。
これからは、少し離れた場所から見守る時間が増えていく。
それでもきっと、「見てるよ」っていう気持ちは、ちゃんと伝わっている。

コメント